伝説の地への旅…憧れの地への旅行記

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アヴァロンの町・グラストンベリ

アーサー王の墓が発見されたと言うグラストンベリ寺院。果たして、この町はアヴァロンだったのだろうか?神秘的な丘・トールのふもとにある町・グラストンベリは、バスを乗り継いで行くと便利。

INTRODUCTION

ロンドン・ヴィクトリア・コーチ駅より、バスに乗って2時間半でブリストルのコーチ駅にへ到着。ローカル線に乗り換えてさらに1時間15分。ようやくグラストンベリの街へ到着しました。列車でブリストルに行く手もあるけど、バスの方が乗り換えが便利です。バスに乗っていて、トールが見えてくる様子は感動もの。
グラストンベリは何故かヒーリング系の店が沢山…ドリームキャッチャーやクリスタルなど、不思議グッズが沢山売られていました。もちろん、1番多かったネーミングは『Avaron』。店の名前や、不思議関連の雑誌の名前、ルノー系のカーショップの名前などなど…。
とにかく、2泊3日でグラストンベリを堪能してきました!(といっても3日目は朝イチでロンドンに帰らなければならなかったので実際はもうちょっと短かったです)
ちなみにグラストンベリ=アビーはほぼ街の中央に位置しています。入場料は£3.00。

グラストンベリの街・エクスカリバー・カフェ

グラストンベリの街 エクスカリバー・カフェ

グラストンベリは、トールのふもとに広がるウィンチェスターよりは少し大きな街です。ただし、ウィンチェスターよりは田舎です。街の中には食事もとれるパブや、ケバブ屋さんなど、食事に困ることはまず無いです。小さめだけどスーパーマーケットもあります。どうやらシードルの産地が近くにあるようで、スーパーやパブにもシードルが沢山並んでいました(ミードも!!)。夜はパブで盛り上がるも良し、B&Bにスーパーで買ったシードルを持ち込んでも良し!
グラストンベリは不思議グッズ満載の街でしたが、右の写真のような店もありました。残念ながら行った日には閉まっていました。
あと、予想に反して若者(ジャリw)が多かった…そうかあ、ロック・フェスティバルなんかやったりするもんねえ。

グラストンベリ=アビーの中のレディチャペル・アビー内の風景

グラストンベリ=アビーの中のレディチャペル アビー内の風景

アビー内に入ってすぐのところにある、レディ・チャペル。このチャペルは12世紀にできたという古い物です。私が行った時には、中で神父さんが祈りを捧げていました。本当は中の写真も撮りたかったんだけど、敬虔な雰囲気に圧倒されて私には撮れませんでした。チャペルはこんな風に崩れても、祈りは毎日欠かさず捧げている、と神父さんは仰っていました。かなり、感動。
アビーの敷地内は公園になっていて、かなり広々としていました。雨上がりだっちゅーに、色んなところでオヤジが寝っころがってました。

アーサー王の墓

アーサー王の墓

ぎゃーっ!!!これよ、これっす!!ここでアーサーの墓が発見されたっていうじゃありませんか!!
真偽はともかくとして…ね、寝っころがってしまいたい!!私も墓の上に寝てしまいたい!!!
ほら、オヤジもそこかしこで寝ているじゃあないか!
大したこたあないぜ、やってしまえ東洋人!!!!!!
…結局やりませんでした。私の理性も捨てたもんじゃないですよ。

グレイトチャーチ跡・アーサーの墓石(があったと言われる場所)

グレイトチャーチ跡 アーサーの墓石(があったと言われる場所)

16世紀まではちゃんと建物があったというグラストンベリ・アビー。左はそのグレイト・チャーチの跡。端っこの方では13世紀の床のタイルが現存していたり、何かと感慨深い建物です。奥に進むと、中央にアーサーの墓石があったと言うことです。
かつて敷地はカンタベリーの大寺院よりも大きかったとのこと。これはこれで、思いを馳せるのに充分な趣があります。ここでも神父さんが祈りを捧げていました。そして私、ここでも感動して動けず。

聖なるサンザシ

聖なるサンザシ 聖なるサンザシ

アリマタヤのヨセフが地面に刺した杖から生えてきたと言うサンザシの子供。結構、グラストンベリにはその子供たちが沢山いるみたいです(アビー内は1本です)。

教会のキッチン・Little Sir.Kay

教会のキッチン Little Sir.Kay

アビー内にあるキッチンです。この建物はかなり保存状態が良く、当時のキッチンがどういう物なのか、かなり参考になりました。四角い建物の四隅に大きな炉があります。
そして右の写真…中に入るとデモンストレーションで(?)8〜10歳くらいの男の子(私はケイと心の中で呼んでいました)がいて、料理を作って(るフリ?)いました。この子が可愛いのなんのって!『写真とってもいい?』と聞いたらニコニコと受けてくれました。腐ってカビの生えたチーズの匂いを嗅がされたけど。 やっぱり、ケイかも…。

トール頂上付近・トールからのグラストンベリの街の景色

トール頂上付近 トールからのグラストンベリの街の景色

口蹄疫も治まったようで、トールに上ることができました。グラストンベリからトールまでは1マイルほどあるので、トールのふもとまで町の中心から観光用のバスが出ていました(£1.00)。
登ったときはとても良い天気で(暑いと言う意味です…)、トールの登り口でアイスなぞ売っていました。しかし頂上まで来てしまえば景色と雰囲気で気持ちはいっぱい。パノラマの景色をしばし堪能致しました。
遠くから見ても、登ってみてもトールはとても神秘的でした。古から集会に使用されたのも納得できます。

チャリス・ウェル(聖杯の井戸)

チャリス・ウェル(聖杯の井戸)

トールのふもとにチャリス・ウェルという泉(井戸)があります。アリマタヤのヨセフがこの井戸に聖杯を沈めたという伝説が残っているそうです。湧き出る水は鉄分を含んでいて赤い色をしていて、レッド・ウォーターとかブラッド・ウォーターなどと呼ばれています。年間を通して11℃ということです。
泉の周りには、イギリス式の庭園が広がっていて、瞑想をしている人などが沢山いました。

チャリス・ウェルの井戸・アーサーの広間

チャリス・ウェルの井戸 アーサーの広間

左はアリマタヤのヨセフが聖杯を静めたという井戸です。ここが源泉となっていて、庭園中に水が流れています。底を覗いてみましたが、きれいな水が湧き出ているだけで何も見えませんでした。蓋は、ケルトの文様があしらわれています。ちょっと写真がイマイチですねえ…
右はアーサーの広間と呼ばれるところの小さな滝(?)。写真には写っていませんが、手前側は少し広めの石造りの庭園が続いていて、水の流れに脚を浸すことができます。もちろん、私もチャレンジしました。が、水の冷たいのなんのって。前述の通り、水は年間通して11℃。トールを登って火照った脚の疲れが一気に吹き飛ぶ冷たさでした。歩きすぎて疲れたときにおすすめです。しかし、11℃って何分も脚を浸けていられるほど生ぬるい温度じゃあありません。はっきり言って、イタイです。

聖なるサンザシの子供たち

聖なるサンザシの子供たち 聖なるサンザシの子供たち 聖なるサンザシの子供たち

チャリスウェルの庭園内には、3本の聖なるサンザシの子供たちが生えていました。1番右の写真の泉では、水を飲むことができます。私は飲みませんでしたが…

■アクセス
・バス(コーチ)
ロンドンのヴィクトリア・コーチ駅(バス・ステーション)よりBristolで下車(約2時間半)。Street行きのローカルバスに乗り換えてグラストンベリで下車(約1時間15分)。
Bristol行きのコーチ:ほぼ1時間おきに発車。
S:£12.5、DR:£14、R:£19
・鉄道
ロンドンのパディントン駅よりBristol Temple Meadsで下車(約1時間45分)。Street行きのローカルバスに乗り換えてグラストンベリで下車(約1時間15分)。
Bristol行きの列車:日中は1時間に2本ぐらい。
・ブリストル⇔グラストンベリのローカルバス
ほぼ1時間おきに発車。途中Wellsで停車することも。
S:£3.45
グラストンベリー周辺の地図
■関連HP
Glastonbury Online
グラストンベリのタウンガイド。
Glastonbury Abbey
アーサー王の墓(?)のあるグラストンベリ寺院のサイト。
The Chalice Well
聖杯が沈められたという癒しの泉。
The Flying Dragon
以前はVilla Khiron Guest Houseというう名前でした。個人的なおすすめB&B(笑)。